5つのメリット
全国・世界中に仲間が出来る
大会に出ると、学生時代に部活をやっていた頃のように地方にライバルが出来たり、切磋琢磨出来る仲間が増えます。
大人になって全国ランキング・世界ランキングが出ることはなかなかありません。
健康的でいられる・1人でできる趣味を見つけられる
必要なものは練習アイテムだけ。
ダンスのレッスンのように音楽に合わせて練習したり、仲間と一緒に練習したり、楽しみの幅が広がります。
人脈が広がる。世界中で重宝される技術の1つになる。
インド・ムンバイで行われたWFAフレアバーテンダー世界大会 決勝動画
BARは世界中にあり、その中でもフレアスキルがあるバーテンダーは限られています。
どこか旅行に行った先でフレアバーテンダーに合うと意気投合したり、いきなりゲストバーテンダーをやらされたり。。。
なんてことも多くあります。
お金になる・仕事になる
ラスベガスなどではチップだけで1日10万円を超えるなんてことも。
BAR営業で活かせるスキルなのはもちろん、結婚式の余興や企業パーティーの出し物の1つとして重宝されます。
フレアをやらなくてもカクテルが作れるので、色んなお祝い事にバーテンダーとして依頼の幅が広がります。
好きな事で人に喜んでもらえる
技術が上達すれば、練習出来る技が増えるので更に楽しくなります。
音楽に合わせて演技が出来るようになる。今まで出来なかったことが出来るようになる。
そして仕事で呼んでもらえる。
みんなが笑顔になってまた仕事に繋がる。依頼主もゲストも自分も三方良しですね。
5つのデメリット
習得に時間がかかりすぎる
時間単価で考えると。。。全く稼げない時期は5年以上あります。
プロとして人前でお金を頂いてショーが出来るようになるまで、1日5時間365日やっても最低3年はかかります。
プロの大会で優勝する・海外大会で入賞・優勝するなら更に倍はかかります。
身体を壊したら終わり・見た目で判断される残酷な世界
バーテンダーは身体が資本・フレアバーテンダーはさらに身体が資本
40歳を超えても現役で大会に出てる選手もいるので、身体をメンテナンスしながらしっかり練習を積めば、長い期間出来ます。
腰や肩に負担がかかりやすいので、とにかく体調管理が重要になります。
ショーに出る見た目も大事です。
まさしく今自分も感じていますが、おじさんがショーに出るより、20代後半くらいの明るく爽やかな人がショーに出ている方が良いなと思います。
年齢が上がると、自分が表に出るよりも、また違う仕事依頼が来たりするので、フレアとの関わり方も変わってきます。
大会貧乏になる
フレアを始めた頃は下積みで、お金もそんなに無いです。
大会に出るとしても、往復移動代+大会エントリー代+打ち合げ・宿泊代=最低5万円はかかります。
20代半ばの頃 【給料手取り20万円の生活費内訳】
下積み時代は横浜で深夜まで働いて、そのまま夜行バスで名古屋の大会に出場、泊まるお金も無いのでその日に夜行バスで戻る。
わたしもそんな生活でした。
海外大会に出るなら
毎月3万円貯金して6カ月で18万。そのお金で海外大会にチャレンジ。残りの18万円を国内大会4回分。のようにして大会費用を捻出してました。
友達と遊ぶお金も、恋愛するお金も時間も無かったですね。
20代の頃のフレアバーテンダーの日常
バーテンダー技術習得が難しくなる
フレアの習得はとにかく時間がかかります。
その時期同じバーテンダーは技術の勉強をし、知識を積み重ね、カクテルに情熱を注いでます。
フレアバーテンダーは身体が動く20代が一番成長する時期ですので結果を出すならそこで頑張るしかありません。
とにかく時間との勝負なので、フレアに時間をかけざる得ない。
私も30代に入り、フレア以外のバーテンダーと仲良くさせていただく機会も多くなりました。
自分がフレアに情熱を注いでいた時間と同じように、みんな自分が思う理想のバーテンダーを目指し日々努力を重ねています。
努力の方向が違うだけで、みんなリスペクトし尊敬し合えることが出来れば、自然と仲間も増えると思います。
趣味から仕事になるまでのハードルが高い
好きなのに辞めていく世界
学生を卒業し、22歳からフレアを始めたとしても結果を出せるようになって27歳前後。それから30歳前後で結婚や転職を機にフレアを辞めざる得ない仲間も数多くみてきました。
まとめ
- フレアの習得はとにかく時間がかる。
- 働く時間を練習時間や大会遠征費に変えるので20代は常にお金がない。
- 趣味として健康的でお金もかからず1人で出来る。
- 大人になっても熱中できる、好きなことに出会えて良かったと思える。
フレアバーテンダーとしてトップを目指すなら、とてつもない努力が必要。
回転寿司からお寿司に入った人もいるように、サイゼリアからイタリアンに入った人もいるように、フレアバーテンディングはBARの入り口を広めるキッカケの一つにはなります。
さらに同時にバーテンダーとしての技術を磨くのであれば
どちらも尊重し、リスペクトすべきで否定することなく、尊敬しながら他の人から学ぶ姿勢さえあれば、必ず良いフレアバーテンダーになれますよ!
素敵なフレアバーテンダーになれるようにお互い頑張りましょう!
それではまた!
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